MDO for module
小電力無線モジュールの不良解析
21 Sep 2013 Durée : 5:43お客様は特定小電力の業務用無線モジュールの設計/開発エンジニアです。市場で動作不良のクレームが発生し、早急に動作不良を解析し、対策を施す必要があ りました。問題はロジック制御部分が考えられたのですが、スペアナとオシロスコープの組み合わせでは、ロジックとRF出力との相関をとることができないた め、問題特定はできませんでした。MDOマルチドメイン・オシロスコープでは、RFとアナログ、デジタルの相関観測が可能です。SPIバスの特定のコマン ドでトリガをかけることにより、RF信号とロジック信号の相関をとりつつ解析することにより、ロジック制御とRF出力の変移について詳細に観測することが できました。この結果、問題はフェーズロックループの制御系回路の不具合であることが判明しました。回路を一部変更し、不良を解決することができました。